ブリッジルーツの日本・中国・韓国見聞録

弁護士法人Bridge Roots ブリッジルーツ
上海事務所 顧問 古島忠久

【第80回】「日本の商品は人気があるの?」

※本記事は亜州ビジネス2015年10月13日第1222号に掲載されたものです。


 複数の中国人知人から日本に行って、たくさん物を買って来たよ、との話を、近年よく聞くようになりました。ニュースを見ていても、中国人による爆買い関連のニュースを毎週1回は見ているように感じております。

 先日も知人の中国人が日本旅行へ行って来たのですが、買い物荷物が多すぎて、上海の空港には知人に車で迎えに来てもらった、と笑いながら言っておりました。この購買力は本当に凄いな、と感じておりますが、中国人の知人が言うには、「日本で売ってる商品が安いからだ!」と力説しておりました。

 よく考えると日本円は円安になり、人民元は元高になり、数年前に比べて50%位の割安感を感じているようです。別の中国人の知人も「何で日本で売ってる物はあんなに安いの!」と理解できないような顔で言っていたのを思い出しました。その人が言うには中国内のネット販売で頻繁に日本の商品を購入しているようですが、ネット販売で買った物と同じ物を日本で買ったら、日本の方が安かった、とのことでした。まあ冷静に考えると、日本から中国への輸送費、売買に関わる人の人件費、物によっては関税も発生するでしょう。だから日本で直接買うより、中国内のネット販売で買うと高くなるのは当然と言えば当然なのでしょうが、その中国人の知人は「日本は安い!」を連発しておりました。(笑)

 余談ですが、その人はインスタントお茶漬け、ご飯にかけるフリカケを、まさに爆買いして帰って来ました…私はその量を見て、これ全部食べたら体を悪くするだろうな~笑、と考えてしまいました。

 先の話に関係するのですが、人伝に中国内でネット販売サイトを展開している中国企業が日本で売れ筋の商品を探している、そのような商品を扱っている企業に我々の販売サイトで商品を出さないか、との話を聞いたことがあります。しかし、既にそのようなことをしている、別のネット販売サイトもあるので、二番煎じ、三番煎じになることも予測できます。只、個人が勝手にネット販売しているようなこともあるので、この場合、商品が届かない等のトラブルがある、と聞いたこともあるので、そのようなことを考えると購買者からすると安心して購入できる企業のネット販売サイトから購入した方がいい、とのことを中国人の知人から聞いたことがあります。そうなると、二番煎じ、三番煎じでも検討する価値はあるのかな?とも感じております。

 これからはネット販売だろうな、と感じるのは、以前は中国の家電量販店は週末などは人が多かったですが、今は週末でも人が少ないな、と見て分かります。街中を見ると、近年は宅配の小さな集配所があちこちにできており、朝から宅配荷物を大量に積んだ電動自転車が町中を行き来しております。それだけ個人への配達(ネット販売の商品)が多いのだなと、こちらも見て分かります。そうすると中国内でどのように商売していくか?をいろいろな角度から再検討してみても良いのではないでしょうか。

以上